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新! 学校報「泉」 アーカイブ

若葉学習会学校報「泉」 第692号 (2025年2月号) 今月の職員随想は門脇先生

学園ニュース








やってきた努力は
きっと結果に繋がるだろう。


(大学受験科)  


 今日は1月18日(土)、いま大学入学共通テストの真っ最中です。明日19日(日)までの2日間の日程です。共通テストの前日には、試験会場(鳥取大学医学部)を見学することができ、下見を行う生徒も多くいました。両日とも天気は比較的穏やかなので、幸いですね。
 大学受験科では、共通テストの対策として毎年、冬休みは冬期講習の共通テスト講座、年明けには直前対策を行っています。最後の大詰めということもあり、皆さんいつも以上に集中して授業に臨んでいました。今年は共通テストにおける新課程入試の初年度です。情報が新教科として導入されるだけでなく、国語や数学Ⅱの試験時間が長くなります。今までより長丁場で大変ですが、納得いく結果が得られることを願っています。

(担当 板見)

君たち 僕たち① 



米子校舎 中学3年
遠藤 春輝 さん




 もうすぐ4歳になる猫のふーちゃん(オス)をこよなく愛する春輝君は困惑しています。生後4か月程で保護猫として遠藤家にやってきたふーちゃんは,お父さんには甘えて一緒に寝てくれるのに,最近春輝くんとは寝てくれないのです。「僕に甘えてくれないわけではないんですよ…。」これが現在の最大の悩みです。
 そんな春輝くんも今年は受験生。希望の進路に向かって勉強も追い込みの真っ最中です。「機械に興味があって,米子高専の公開講座に参加しました。楽しかったし,そのときに先輩たちがとても優しく接してくれて,ますます進学したくなりました。」
 高専では機械系のコースに進みたいそうです。SDGsが国連で採択されてもうすぐ十年ですが,その目標の一つにも繋がる「機械を使う人間と自然との共生」を研究してみたいと言います。また,中学校ではバドミントンに汗を流した春輝君ですが,高校では全く別な部活に挑戦してみたいともいいます。春からの楽しい高校生活が目に浮かびます。
(担当 新庄)

君たち 僕たち② 






米子校舎 高校1年
米村 真 さん


 「はい、先生。僕の答えはこうです」真君の発言は、正解だったり、間違っていたりします。でも教室の中はみんなの笑い声であふれかえるのです。そんな真君のひょうきんな言葉はクラスのみんなの心をつかんでいきます。
 「真君って、授業中、いつも何だか発言してるよね。」クラスのみんなからこんな声が上がります。「うん、わかる。それに、ひょうきんな事を言って笑わせてくれるよね」また別の生徒が同意すると、周りの生徒たちもうなずいて笑いが巻き起こります。
 教室にいる誰もが、真君は授業の雰囲気を明るくする特別な存在だと知っているのです。しかし、それは、ただ面白くしているだけだはなく、授業の進行にピッタリと合っていて、先生の手助けにもなっているという不思議な才能といえるものなのです。
 「勉強って、こんなに楽しいんだ」先生の熱心な声と真剣な生徒のまなざし。真君が中学の時に若葉に入学したことで勉強に前向きになれた瞬間です。その時から真君の未来は大きく動き出したのです。
(担当 永見)

(世界遺産シリーズ) オタワ・リドー運河の日の出 カナダ
卒業生はいま 









赤ちゃん本舗 勤務 
 西尾 実玖 さん
 
 現在横浜市に在住し、東京都品川区にある「赤ちゃん本舗」に勤務している西尾実玖さん(27歳)。この会社は、セブン&アイグループの企業の一つで、マタニティ・チャイルド・ベビー用品を専門的に扱っており、彼女はそこで副店長を務めています。
 米子西を卒業後、神奈川県にある東海大学に進学。学生のときは、東京にある「よみうりランド」でバイトをしていたのもあり、都市圏での生活は慣れたもの。このときの接客という仕事が、内気な自分の性格を変えてくれた経験となり、今の職業を決めるきっかけとなりました。
 芸人の極楽とんぼの山本さんとパートナーの西野未姫さんが赤ちゃん本舗に来店したときの様子がYouTubeに上がっていますが、このとき接客を担当したのが実玖さんです。私は小学四年生の頃から彼女を知っていますが、ここまで流暢に話し、丁寧な対応ができていることに驚きました。悔しいですが、私の授業よりもしゃべりが上手く、カッコ良かったです(笑)。彼女の成長も嬉しかったのですが、何よりそのYouTubeのコメント欄に実玖さんを褒める言葉が多くあり、それを目にしたときは何より嬉しかったです。雰囲気もオシャレな彼女をみなさんもぜひ見てみて下さい。
 最近は、職場の先輩と食事をしたり、弟と旅行をしたりして、日常を楽しんでいるそうです。実玖さんの弟の七斗くんも実は若葉っ子。彼も個性豊かなキャラクターなので、いつか取材したいと思います!    
(担当 古徳)

職員随想 








NO MUSIC, NO LIFE!
 門脇 条司


 アーティスト名はjo0ji(ジョージ)。友人のために作った曲「不屈に花」をユーチューブで公開したことがきっかけで一昨年の九月にデビュー。誰とも似ていない曲、文学的な歌詞、無骨な歌唱、端正なルックス…彼の独特の世界観が今、音楽業界に急速に知れ渡りつつある。多くのフェスに出演し、東京と大阪での単独ライブは完売、音楽雑誌の表紙を飾り、日経エンタメ「今年の新主役100人」にも選出された。
 実は彼、現在も鳥取県内の漁港で働く24歳の地元の若者なのだ。デビューEPのタイトルは『475(よなご)』、アーティスト名への個人的な親近感と相まって応援しないわけにはいかない。実際、米子で開催されたフェスで生のステージを堪能したし、私のスマホのアーティスト別再生数は、教え子藤原聡率いるヒゲダンに次いで2位だ。めちゃくちゃカッコいい!
 私のような年齢(還暦)の者が若い人気者を称賛すると、とかく若者への迎合だと揶揄されがちだが、そうではない。年齢とは無関係に好きな音楽を浴びるのがたまらなく好きなのだ。コロナ禍の規制が完全に解けてからは割と多くのライブに参加していて、ベテラン勢にも本当に楽しませてもらった。九人のアラ還が躍動する東京スカパラダイスオーケストラと、学生の頃から敬愛している佐野元春だ。(サザンとスピッツも体感したかったが…。本校Y氏はこのどちらにも参戦。羨ましい!)今をときめく大人気アーティストたちのライブにもいくつか運良く参加できた。大阪城ホールでのVaundy。Kアリーナ横浜でのあいみょん。そしてヒゲダンはポートメッセ名古屋で楽しんだ。
 大人気のライブと言えば…三年前、ヒゲダンの武道館ライブに参戦すべく上京した時のこと。京都に住む娘と待ち合わせた表参道で二人は唖然とした。メンバーのコロナ感染によりライブを中止とするという旨のLINEが届いたのだ。ただ次の瞬間ひらめいた。同日時に夜東京ドームで開催されるブルーノ・マーズの当日券を狙おうと。急いで調べると二時間後に数十席分の当日券が先着順で販売されるという。結果、私の生まれついてのチケット運のよさと娘の超絶スピードのスマホ操作により、教え子のライブに参戦するための旅行は、世界的大スターのライブ参戦旅行と化したのだ。
 このように私は妻子との共通の趣味としてあちこち飛び回ってライブを楽しんでいるのだが、米子で毎年秋に開催されている素敵なライブのファンでもある。藤原聡君の親友で米子東高校の卒業生、プロのドラマーとして活躍する横田誓哉君が主催している「わっしょい米子祭り」だ。プロの音楽家と米子市民との共演は横田君ならではの素晴らしい企画であり毎回感動的だ。第三回では本校卒業生でオペラ界の若きスター山本耕平君がゲスト出演し大いに盛り上げた。昨秋開催された第六回には、藤原君がゲスト出演した第二回以来久しぶりに米東吹奏楽部が参加した。私は藤原君を通して知り合った横田君に、教え子の吹部生がとても楽しみにしていると伝えた。横田君は終演後のステージで教え子たちととても素敵な写真を撮ってくれ、SNSにも投稿してくれた。音楽を愛する教え子たちにプライスレスな体験をくれたのだ。
 小学生の時に米子公会堂で観た西城秀樹ショーから始まった私のライブ歴は今年も更新されるだろう。とりあえず五月に開催されるヒゲダンのスタジアムライブのアリーナ席は確保している。もちろん自力で。

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