新! 学校報「泉」 アーカイブ
若葉学習会学校報「泉」 第703号 (2026年1月号) 今月の職員随想は松重先生
(世界遺産シリーズ) ヌワラ・エリヤの鉄道 スリランカ

学園ニュース

統一模試最終回は
進路懇談の
重要資料になります。
(学校NEWS 1月号)
♦️ 11月30日に第3回鳥取県高校入試統一模試が実施されました。
今回、通学生は本校1号館と境港校舎での受験となり、その他の生徒が米子松蔭高校での受験となりました。
今年度は松蔭高校の生徒さんが模試の実施スタッフとして協力してくださっていて、とても助かっています。
今回の結果と1月に実施される第5回の模擬試験の結果をもとに、来年1月17・18日に最終の進学懇談を実施します。
1月の第5回模試は10日土曜日に実施予定です。
君たち 僕たち (通学生紹介)

君たち僕たち
高校リターン科 2年
松岡 創太郎 さん
松岡 創太郎 さん
今回紹介するのは2年生の松岡創太郎(まつおかそうたろう)さんです。中学時代はバスケットボール部に属していたスポーツマンで、本校でも体育の時間は実に活動的です。
2年生になるとき、目標を2つ掲げていました。1つ目はなるべく休まず登校すること。夏にコロナに罹ってしまい、まとめて休むことがありましたが、欠席日数は1年の時に比べて約半分になっており、この目標は達成されつつあります。
もう1つの目標は校外での活動を増やしたいとのこと。前述した体育の積極的な取り組みや、特別活動も殆ど休むことなく、また、オープンキャンパスに参加するなどの積極的な活動もしている様子から、2つ目の目標も達成したと言えると思います。
彼の座右の銘は「物事に集中すること」だそうで、何事にも真剣に向かう彼の姿勢には好感が持てます。絵を描くことが好きなので、デザイン系統に興味を感じているものの、将来の目標はまだまた未定な彼ですが、自分に合うことが見つかったら、集中してその夢に向かっていくことでしょう。
(担当 河田)
(担当 河田)
卒業生はいま

卒業生は今
魚ノ哲学勤務
田川 萌永 さん
田川 萌永 さん
ある日、横断歩道のまさに真ん中で、まるでドラマのような再会をした私と田川さん。急遽でしたが、今回の取材をお願いすることになりました。
田川萌永さんはクラーク高校を卒業後、倉敷芸術科学大学芸術学部に進学しデザインを学びました。卒業後2年間は岡山で働いていたそうですが、米子に戻り今は「魚ノ哲学」というカフェ風魚介定食屋さんで正社員として働いておられます。もちろん仕込みや接客など店内の様々な業務を任されているそうですが、彼女には強みがあります。大学での勉強を活かして、店内の黒板アートやメニュー表に載せる挿絵を担当しているそうです。私もよくお店でポップを見かけますが、こういう才能のある人はすごいなと感心してしまいます。週末は予約をしないと入れないこともあるそうですので、気になった方はぜひ予約をして行ってみてください。ネット上の料理の写真が美味しそうでお腹がすいてしまいそうです。
今度は時間があるときにぜひ遊びに来てくださいね。
(担当 兼折)
(担当 兼折)
職員随想

職員随想
終焉
新庄 純
世界中の知恵と希望が集まる特別な場所、万博。私は新しい技術や異文化体験を求める好奇心から3回足を運びました。万博は単なる技術の博覧会ではなく、答えがない時代を生きる私たち自身の未来を探る大きなヒントが詰まった場所でした。今回の万博は、アトラクションを楽しむユニバとはまた違う、知的好奇心を刺激する奥深い楽しさがありました。またカメラ好きには堪らない、写真スポットの宝庫でした。
「いのち輝く未来社会のデザイン」というテーマのもと、会場は未来の技術、持続可能な社会のあり方に対する様々なアイデアで溢れていました。パビリオン巡りでは、多種多様な各国の文化、芸術、食を一度に体験できました。まるでパスポートいらずの徒歩で行けるプチ海外旅行。そこでは、人々の暮らしや考え方の多様性を肌で感じ、また未来の技術と社会の進歩を実体験として学ぶ貴重な機会になりました。
私たちがこれから迎える社会は変化が激しく、答えが用意されていません。しかし、万博で見た壮大な技術も、突き詰めれば今学んでいる基礎知識から成り立っています。この知識が実社会とリンクしたとき、実感が湧き、もっと深く探求したくなるきっかけになるはずです。多くのネガティブな情報に触れて来場を控えた人がいる中で、実際に足を運んでみて、評価が変わったという声も多く聞かれました。私たちは、こうした情報に流されることなく、自分自身で判断しなればなりません。実際にその場に行って、見て、触れて、感じてみるという実体験は、知識や論理を遥かに超える圧倒的な力を持っていると確信しました。多様性の概念も、巨大な大屋根リングからパビリオン全体を見渡した時、直感的に感じられるのかもしれません。
この不確実性の高い時代を生き抜く上で、万博での体験を通じ、最も大切だと再認識した二つの力があります。一つ目は、変化を恐れない力です。未来は常に変化し続けます。古いやり方や常識に固執せず、新しい知識を学ぶことや失敗を恐れずに試す姿勢が必須です。この変化を受け入れ、自ら行動を起こす機動力こそが、未来を切り拓く力になります。そして二つ目は、探求する力です。すごい技術も元をたどれば、誰かの素朴な疑問から始まっています。この疑問を抱く力こそが、ものすごい進歩を生み出す源。AIがどんなに進化しても、ニュースの情報や過去の常識に捉われず、深く掘り下げていく力は、人間にしか持てない最高の能力です。
今回、特に「いのち」のテーマを感じたのは、体験型の展示でした。25年後の自分のアバターと対面したり、IPS細胞から作られた心筋シートを目の当たりにしました。またアンドロイドと共存する世界を体験し、人として生きるとは何か、深く考えさせられました。
AI時代において、感情や倫理といった、人間にしか持ち得ない価値観をどう育むかが、これからさらに重要な課題になるはずです。こうした未来の問いに直面したからこそ、技術の進歩だけではなく、人間ならではの感覚が重要だと感じました。例えば、万博で見た空飛ぶ車も安全で安心でしたが、やはり地元の行きつけの温泉の湯加減のほうが安心するという、人間的な安心感に落ち着きました。
未来は素晴らしいけれど、日常も大切。この未来への刺激を胸に、まずは目の前の今日一日を努力して、全力で楽しんでいきたいです。教室の外でも、五感をフルに使った学びを続けることの価値は計り知れません。日常の中にこそ、最高の発見が隠れています。


