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新! 学校報「泉」 アーカイブ

若葉学習会学校報「泉」 第701号 (2025年11月号) 今月の職員随想は校長先生

(世界遺産シリーズ) 中尊寺金色堂覆堂の紅葉 岩手県 日本
学園ニュース











現役医学部生に
質問できます。
日曜日は自習室へGO!


(学校NEWS 11月号)  


♦️  現在若葉には3つの自習室があります。1号館3Fの第1・第2自習室の2つと、3号館左棟1Fの第3自習室です。第3自習室は原則として3号館で講義のある高校生が利用しています。3号館には食事のためのスペースもあります。使用できる時間帯は短いですが、3号館で講義のある日の高校生はぜひ使ってください。まもなく男子トイレの修繕が始まります。

♦️ 日曜・祝日の自習室管理の任務を担当してくれているのは、鳥取大学医学部医学科3年に在籍の爽やかな学生です。忙しい中、休日にアルバイトとして本校のお手伝いをしてくれています。鳥大医学科志望の生徒はもちろん、休日の自習室に勉強に来たときはいろいろと質問してみてはどうですか。とても参考になる答えがもらえるかもしれませんよ。

君たち 僕たち (通学生紹介)



君たち僕たち

米子校舎 高校2
河村 葉奈子 さん




 若葉には小学6年から通ってくれている葉奈子さん。いつも楽しく笑っている、笑顔が素敵な彼女です。休憩時間に友だちとおしゃべりするのが若葉で過ごす楽しみの一つだそうです。もちろん勉強も楽しいとのこと。部活は吹奏楽部でクラリネット担当。練習は厳しいけれど楽しい日々だそうです。 練習で疲れているとは思うのですが、若葉では授業に全力集中。若葉の英語の時間が大好きとのこと。また、若葉には、面白くて優しい先生方がいっぱいだそうです。いろんなオーケストラの演奏を見たり聞いたりすること、また、K-POPも大好きとのことで、オーディション番組を見たり、韓流ドラマを見たりと、休日はのんびりと心身ともにリフレッシュ。進路はまだ決めてはいないとのことですが、できれば中国地方の大学に進学したいそうです。
 将来、小学校の音楽の先生になれたらいいなとのこと。今の高校の音楽の先生が素敵な先生で、自分もあんな先生になりたいと思ったのがきっかけだそうです。そんな素敵な夢に向かって、日々頑張る葉奈子さんです。 
(担当 池渕)

卒業生はいま 









卒業生は今


川崎医科大学附属病院
廣實 冴奈美 さん

 冴奈美さんは、米子東高を卒業後、理学療法士になることを目標として若葉の大学受験科に一年間通いました。
 私は政治経済を担当していましたが、彼女は場の雰囲気を高めてくれる中心的な存在で、私自身何度も助けられました。一年後には川崎医療福祉大学に合格し、岡山県で学生時代を過ごしました。学園祭の実行委員会に所属したり、アルバイトを複数掛け持ちしたりと、活動的なところが彼女らしいなと取材していて感じました。
 現在は、川崎医科大学附属病院で理学療法士として勤務しています。脳梗塞などの病気や怪我、加齢、後遺症で運動機能が低下した人など幅広い患者を対象として日々対応しているそうです。一人一人のリハビリの計画を立てるのも大変な作業ですが、勤務三年目となった今では少しずつ仕事にも慣れてきたみたいです。
 社会人となった今ハマっているものを聞くと、「パン屋さん巡り」や「旅行」だそうです。公私ともに充実している冴奈美さん。これからも応援しています。
(担当 古徳)

職員随想 








職員随想

Python(パイソン)
 校 長  小田原 利典


 最近Pythonに出会った。コンピュータのプログラム言語である。何十年かぶりにこれを使って遊んでみようと思った。幸い、言語本体やそれを使う環境はネット上で無料で手に入れることができる。
 振り返れば、大学3年のとき、グループを組んで行う学生実験を課されたことがある。内容は腕の運動において皮膚表面に現れる筋電位を拾い、その電位変化をコンピュータで解析処理をするというものであった。どの部分を担当するかはくじ引きで決めたが、運悪くコンピュータ処理が当たってしまった。マシンは米国・DEC社のPDP12という小型コンピュータで、洋服ダンスの大きさで、記憶装置はオープンリールの磁気テープだった。使う言語は1と0の機械語に少し毛の生えたアセンブラという言語だ。教官は何にも教えてくれない。説明書を自分で読んで理解しろと。一ヶ月くらい、英和辞典と首っ引きで分厚い取説を読んだ。初めての体験だったが、やがてなんとかプログラムは完成した。だが、実験はよい結果を出せなかった。それでもなぜか教官はみんなに「優」をくれた。
 その後、高校の教員になった当時、NEC社から個人向けコンピュータPC8001が発売され、つづいて、安価な6001という玩具みたいな機種が発売された。思わず給料をはたいてこれを手に入れた。この機種はBASICと言う、高級ではあるが実行速度の遅い言語を搭載していた。職場に6001を持っていって遊んでいると、校長からそれを使って高校入試の処理ができないかと言われた。不安はあったが引き受けて取り組んだ。BASICは遅い。300人程度のソート(並び替え)を10種類ほど行うのにマシンは夜明けまでゴソゴソと動いていた。今のエクセルなら1秒もかからない。それでも何とかうまく行って、翌年度から学校に高性能な8801という機種が導入された。
 その後、一年間、大学で勉強する機会をいただいた。当時、プログラム言語はC言語が脚光を浴び始めていたが、なぜか研究室ではパスカルという言語が使われていた。暇を見てはこのパスカルの習得に努めた。パスカルはCと同じく、自分が自分を呼び出す再帰構文を書くことができる。高校現場に復帰してからは、話題になっていたフラクタル図形をパスカルで描かせて遊んでいた。このことを授業中に脱線話ですると、ある男生徒がやってみたいと言ってきた。やがて、父親のPCを使い、パスカルで処理した結果をレポートにして提出した。内容は樹の枝の分岐シュミレーションだ。初期条件によって、さまざまな形に樹が成長していく優れたレポートだった。彼はその後、京大・工学部に進学した。
 時代は変わり、Windowsが世に現れた。複数のソフト(アプリ)が同時に動くマルチタスクが可能となった。それまでは、自分でMSDOSというOSを一部変更し、自分好みのPCに改造することができたが、Windowsは複雑すぎてお手上げだった。その後、趣味でPCをいじくることから決別して今日に至っている。
 さて、Pythonを使って何をしよう。お遊びだからゲームがいいか。昭和の時代に一世を風靡したシューティングゲーム「スペースインベーダー」。実は今のところ、インベーダー(侵略者)に向かってビームを発射するところまではできた。完成はいつになるかわからないが、欲しい人がいたらタブレットやスマホでも動くように変換して差し上げようと思っている。

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